◇コーヒー豆にも格付けがあった!
コーヒー専門店などに行くと、「グアテマラSHB」などとプレートに表記されていることにお気づきの人もいるかもしれませんね。生産地名の後につくアルファベットや「エクセルソ」などの表記は、生産地が独自に行っているコーヒーの格付けをあらわしたものです。その土地独自の基準に照らし合わせて行っているもので、国際的な統一ルールなどはありません。しかし、世界のコーヒーバイヤーたちが買い付けを行う基準として知られています。
◇格付けの意味は?
コーヒー豆の格付けは品質重視ではありません。中米では、「生産地の標高」が格付けの基本となります。たとえば「グアテマラSHB」であれば標高1300m以上の土地で生産されたものとなります。標高が高いところで育てられたものは寒暖差によって実が引きしまるため、高品質なコーヒー豆になります。
また、豆の大きさ(スクリーンサイズ)によって格付けされています。「コロンビア・エクセルソ」と表記されれば、コーヒー豆の1粒のサイズが5.6mm~6.4mmというサイズでそろっているという意味です。
◇最終的には世界のバイヤーたちがジャッジ!
「標高が高いところの豆は質が高い」とは言われますが、天候や生育状況、摘果の状況などは見えていません。最終的には買い付けを行うバイヤーたちが、見た目から生豆の質を判断するほか、カッピングテストなど実際に飲んだ味わいでその質を決めるのが一般的です。このようなテストを抜けて、いいコーヒーが日本にやってきます。