エチオピアが誇るモカジンマコーヒー

 

エチオピアにおけるコーヒー生産

エチオピアはアフリカ最大のコーヒー生産国であるだけでなく、最大の国内消費国でもあります。コーヒーの品質を最初に発見したとされるエチオピアの有名なヤギ飼い「カルディ」の伝説もあり、国内でのコーヒー消費が盛んです。

 

フォレストコーヒーが残るジンマ

コーヒーは首都アディスアベバの西と南にあるいくつかの地域で生産されており、シダモとイルガチェフェが有名です。ジンマは世界的にはコーヒー生産地としてあまり知られていないエリアですが、コーヒー愛好家がより特徴のある珍しいコーヒーを求めて遠くまで足を運ぶようになったことで、名前が知られつつあります。

ジンマに位置するベレテ・ゲラにある森は手つかずの自然が多く、様々な動植物が生息しています。そのため、未だに野生のコーヒー(フォレストコーヒー)が残っていて、希少価値のコーヒー豆を求める人の間で人気のエリアとなっています。

この森で農薬や化学肥料を使うことなく自然に育ち、収穫までは人の手がほとんど入らないジンマコーヒーは、根本的に農園で育てられた豆とは背景が違います。まさに自然の恵みを存分に味わえるスペシャリティコーヒーなのです。

 

モカジンマコーヒーの味

モカジンマコーヒーの特徴は、まずは何と言ってもその華やかで人を惹きつけるフローラルな香りでしょう。軽やかでなめらかな口当たりながら、さっぱりとした後味と果実のような甘みが幸せな気分にしてくれます。

コーヒーの生産過程や産地にもよりますが、ストロベリーやマンゴー、パイナップルなど、様々な果実のフレーバーが楽しめ、ジューシーで甘みのある味わいが好きな方におすすめのコーヒーです。