誤解されやすい「モカ」
モカとはイエメンとエチオピアで採れるコーヒー豆のブランドですが、実は「モカ」という言葉は用途が幅広く、コーヒーの味が全くしないデザートや飲み物にも使われることがあります。
また、チョコレートが含まれているデザートに「モカ」と付けて表示することで、より味わい深い印象に聞こえることがあります。
つまり、モカ=コーヒー豆とは一概には言えないと言うことです。コーヒーに対してモカを使う時には、モカコーヒーという言い方をする方が正確に伝わります。
モカの味とは?
モカフレーバーと呼ばれるものは、チョコレートとコーヒーのフレーバーがブレンドされていることが多いです。モカフレーバーはチョコレートのように甘く、コーヒーのようにロースト感がある味が特徴です。
モカと名のついているものは、コーヒーの香りとチョコレートの香りが同時に楽しめる飲料や食品であると考えるとわかりやすいでしょう。
モカはコーヒー?それともチョコレート?
モカには両方の要素が関係しています。日本でモカという言葉は、コーヒー豆自体よりも味の説明に使われることが多いので、モカと一口に言っても、商品によって成分が異なることがあります。
中には、モカなのにコーヒーがまったく入っていなくて、コーヒー豆の焙煎の味を模したフレーバーが入っている場合もあります。
同じように、コーヒーをベースにした飲料でも、チョコレートの香りがするので「モカ」と呼ばれることがあります。これが「モカ」という言葉をややこしくしている理由のひとつです。