コーヒーにはポリフェノール成分である「クロロゲン酸」が多く含まれています。ポリフェノールとは抗酸化物質のことであり、がんや糖尿病などの病気に予防に役立つとされています。
1:クロロゲン酸含有量一位
エチオピアコーヒーの一種であるモカシダモが最も多くのクロロゲン酸を含んでいます。次いでキリマンジャロ、コロンビアとなっています。産地や種類に偏って含まれているわけではなく、さまざまな豆に含まれています。コーヒーに健康面の効果も期待したい方は、豆を選ぶ際にも注目したいです。
2:クロロゲン酸の効果
クロロゲン酸などのポリフェノール成分は植物から作られます。紫外線を吸収する効果と抗酸化作用の2つの効果があり、具体的にはシミ予防、がん、糖尿病、動脈硬化、血糖値上昇の抑制、脂肪燃焼の促進、抗疲労作用などさまざまなメリットがあります。
3:クロロゲン酸は熱に弱い
クロロゲン酸は熱に弱く、コーヒーを焙煎する段階でほとんどが失われてしまいます。焙煎時間が長ければ長いほど減っていってしまうため、クロロゲン酸を少しでも多く摂取するには浅煎りのものを選ぶと良いでしょう。浅煎りのコーヒーは苦味よりも酸味をより感じられ、爽やかでクリアな味です。アメリカンコーヒーが浅煎りになります。
味を楽しんだりリラックス目的だけではなく、健康効果も考えて飲みたい方はモカシダモがおすすめです。ただ、カフェインも多く含まれていますので、過剰に飲むとカフェイン中毒の危険性があります。適量を守って飲みましょう。