世界最古のコーヒー、モカの特徴

コーヒー豆の一つであるモカは、世界最古のコーヒー豆ブランドと言われています。当時は豆の取引で大繁盛し、コーヒーの代名詞にもなっています。

 

1:港町の名前が由来

「モカ」とはイエメンの港町の名前です。モカの港から各国に多くのコーヒー豆が輸出されたためモカと呼ばれるようになりました。イエメン産だけではなく対岸のエチオピアのコーヒー豆もまとめて取引されていたため、どちらもモカと言います。もともとコーヒー発祥の地はエチオピアと言われており、アフリカの中では生産量一位です。イタリアなどではコーヒー自体をモカと呼んでいます。

 

2:イエメン産の代表モカマタリ

地域によってブランドが異なりますが、北西部の高地で栽培されているモカマタリという豆が一番有名です。フルーティーな酸味と甘い香りで、苦味は少なくすっきりと飲めます。コーヒーの女王とも呼ばれイエメンを代表する品種です。

 

3:エチオピア産の代表モカシダモ

こちらも地域によって種類は様々ですが、シダモ地区で栽培されているモカシダモは日本でも売られています。甘く、花のような芳醇な香りがあり苦味が少ないので、苦味の強い豆とブレンドされることもあります。口当たりは柔らかく、上品な風味で世界中で飲まれている人気の品種です。

 

世界最古のコーヒーで現在も人気なモカコーヒー。モカは産地や淹れ方、ブレンド次第で味わいが変わってきます。日本にも多くの種類が売られていますが、ストレートやブレンドなど色々な飲み方がありますので好みのものを見つけたいです。