ハワイのコーヒー
ブラジルやコロンビアなど、地名が名前になっている通り、中南米などにコーヒーの産地は多いですが、アメリカにも有名なコーヒー生産地であるハワイ島があります。ハワイではコナコーヒーが世界的に有名であり、日本でも親しまれています。
ハワイでのコーヒー栽培の歴史
コーヒーの木はもともとハワイにはありませんでした。1800年代の前半に、ハワイへコーヒーの木が初めて持ち込まれたと言います。コーヒーの需要が高まり、ハワイにもコーヒー農園が作られようとしました。ですが、大規模農園の計画はすぐには完成には至りませんでした。
ハワイ島の周りの島々では、コーヒー栽培がうまくいかなかったと言います。ゆえに、ハワイ島での栽培だけが伸びていきました。コナの地域の他にも、火山島であるハワイ島は、コーヒーの木が育ちやすい風土環境だったのです。
コナコーヒーの発展
現在でもハワイと言えばコナ、と界隈で知られていますが、コナコーヒーの発展には、日系移民も極めて重要なポジションにいました。初期の1800年代ではなく、1900年代以降には特に、増えた日系移民がコーヒー農園業務に従事するようになっていたのです。農園経営がその頃には悪化しており、農場貸し出しと金銭の代わりに、コーヒー豆での地代徴収システムが提示されていたから、というのが理由になります。
豊かな生活ではなかったと言われますが、日系移民たちの手によってコナコーヒー栽培は続けられ、現在の世界的地位を持つブランド豆となったのです。