コーヒーをブレンドする
「ブレンドコーヒー」とはよく耳にしますが、実際にコーヒーのブレンドを行うと、どうなるのかまで知っている人は少ないかもしれません。ブレンドとは、日本語で「配合」を意味します。異なる種類のコーヒー豆をブレンドすることによって、私たちは多様な味を楽しめるのです。業者側ですでにブレンドされたものが販売されるとき、ブレンドコーヒーと呼ばれる商品になっています。
ブレンドを行うには
コーヒー豆には、たとえばキリマンジャロやコロンビアといった酸味が強い味の豆、ブルーマウンテンやグアテマラなど甘みが強めの味の豆、その他、苦味が強めの豆や中性的味に分類される豆などに区分けできます。コーヒー豆のブレンドの際には、こうした世界中の様々な豆の中から、最初にベース豆を設定するところから始まります。
ベース豆を決定した後は、さらに追加で1~3種類程度、ベース豆に合いそうなものを加えていきます。深煎りかどうかなど、焙煎度合いも合わせながら選びましょう。酸味があるコーヒーが好みである場合には、コロンビアなどを使ってみると、美味しいブレンドコーヒーに仕上がりやすいです。
ストレートとブレンド両方楽しむ
コロンビアであれば、コロンビアだけのストレートも、もちろんおいしく飲むことができます。しかしながら、自分で配合したブレンドコーヒーは、他の誰でもなく、自分自身の好みに合致した味に調節ができる喜びがあります。
ストレートでの味を知っているからこそ、ブレンドした場合の味の予想もつきます。コーヒーに触れる人は、ストレートとブレンド、異なる二つの楽しみ方を知っていると、よりコーヒーの味わい深い世界に浸れます。