モカのコーヒー豆が出来るまで

コーヒー豆の栽培

モカはエチオピアとイエメンが主に産地です。エチオピアとイエメンは、コーヒー豆を古くから生産していて15世紀くらいから栽培されています。その栽培法というのが、まず、コーヒーノキという木の種まきを行います。次に植え替えをして、種まきからおよそ3年で大人の木になります。それ以後、木には真っ白い花が開きます。開花後には緑色のコーヒーの実がなりますが、結実しておよそ8カ月で赤々とした色に変わり、成熟期に達します。

 

コーヒーの精製法

精製法として大きく分けると3タイプに分かれます。まず最初に「ウォッシュド」です。この方法は名前の通り水を使用して精製する方法です。水に入れることによって不良品やぬめりを取り除きます。次に「ナチュラル」と言われる非水洗式です。ナチュラルは製法の中で一番簡単な方法です。まず、コーヒーチェリーの選別を行った後に乾燥させて脱穀します。最後に「パルプドナチュラル」と言われる製法ですが、これは、ウォッシュドとナチュラルを部分的に組み合わせたものです。水に入れて不良品は取り除きますが、ぬめりは残したまま乾燥させます。

 

モカコーヒーの精製法

モカコーヒーで使用されているのは、「ウォッシュド」と「ナチュラル」の2タイプですが、主流なのは「ナチュラル」になります。これは、イエメンとエチオピアの古くから受け継がれている伝統的なものだからです。この2つの精製方は風味にも違いがあり、酸味が強くスッキリした味わいのウォッシュドに比べて、ナチュラルは甘味があり口当たりがまろやかです。