コーヒーの王様モカマタリ

モカマタリとは

日本ではヒット曲の歌詞にもなり、いちやく知られるようになったのがコーヒーのモカマタリです。日本では、そういった経緯もありイエメン産のコーヒーのことを全般的にマタリと呼ぶことが多いです。ですが、本来はイエメンのバニーマタル地方で収穫および生産をされるコーヒー豆のことを言います。

 

モカマタリの風味

モカコーヒーのなかで生産量が少ないので、高級なランクに位置づけされています。風味は日本人に好まれやすい適度な酸味の味わいです。紅茶のようで気品があり、あまりコーヒー感がありません。後味はスッキリしていますが、まろやかなコクがあるのが特徴です。モカマタリの香りは、フルーツのような香りがするとよく言われていますが、なかでも、アセロラの果実のような香りに近いと言われることもあり、女性に受けるような甘い香りです。

 

モカマタリの焙煎方法や飲み方

モカマタリは収穫後にその果実を天日で乾燥し、乾燥後に石臼で脱穀します。この時に豆が割れてしまうことがあるので、豆の形やサイズに違いが出ます。このため、煎る時にムラにならないように最初にハンドピックしてから焙煎することをおすすめされています。飲み方としては、温度とともに味が変わるので、コクを楽しみたい方は温かいうちに飲み、逆に酸味を感じたい方は冷めてから飲んだ方が良いでしょう。コーヒーと一緒にドライフルーツを組み合わせると、フルーティな風味をより一層感じることができるでしょう。