【カフェインの問題】
コーヒーの味と香りは好きで飲みたいのだけれども、カフェインが入っているので避けているという人は少なくありません。また、夜寝られなくなってしまうので、お昼まではいいけれども、午後になってからは飲まないようにしているという人も多いです。このように、コーヒーとカフェインというのはセットになっています。そして、ある人にとってはコーヒーのデメリットともなっているわけです。
【デカフェの歴史】
そこで、デカフェというコーヒーの種類が販売されているようになっています。コーヒーに本来含まれているカフェインを、特殊な工程でカフェインを取り除いたものを指します。このデカフェの歴史は意外と長く、実に1810年代にドイツで生まれています。日本では、2003年にはコーヒーそのものにカフェインを含まない作物を作ることに成功しています。
【日本における状況】
世界的にデカフェの人気が高まっていて、欧米においては全体の2割程度の商品がデカフェに置き換わってる状況です。日本ではそれほどのシェアはありませんが、ドリップで淹れる豆やインスタントコーヒーなどでもたくさんの商品が出るようになっています。ちなみに、日本ではデカフェと言った場合、カフェインが90パーセント以上取り除かれた状態であることと定められています。そのため、完全にカフェインがないということではなく、ある程度含まれていることが多いです。
デカフェはカフェインを除去しているので、工程上苦みが薄れていて飲みやすいです。また、ライトでさっぱりとしているので、少量のミルクや砂糖で十分ということから、ダイエット目的でも好まれる傾向があります。