コーヒーの銘柄について
コーヒーは銘柄によっても分けられています。ですが、長い名称が多く覚えにくいものが多くあります。名称には法則があるので、理解しておくと自身で豆を選ぶときなどの目安になります。
銘柄で最初にくるのは、国名です。その後に、生産された地域や品種、農場の名前や精製方法などを組み合わせています。例えば、エチオピア・シダモ・ウォッシュドという銘柄であれば、エチオピア(国名)・シダモ(生産の地域)・ウォッシュド(精製方法)という意味です。
エチオピア産の代表的なモカの銘柄
エチオピアは、上質な豆の生産国として知られています。イルガチェフェやシダモ、ハラールは3大ブランドとして人気があります。イルガチェフェ・G1・ウォッシュドなどのシトラスの香りが強いものから、ハラー・G1などモカフレーバーとも呼ばれるワインのように酸味がしっかりとしたものがあります。焙煎度は、浅煎りから中煎りが最適とされています。
イエメン産の代表的なモカの銘柄
イエメン産の豆の銘柄は、地名のモカや生産地のマタリを銘としたものが多くあります。上質な味わいのものも多くあるのですが、欠点豆が多くあるためスペシャルティコーヒーのランクとしてはあまり高い評価ではありません。代表的なものでは、バニーマタルやクラシック・モカなどがあります。フローラルのような品のある香りやモカフレーバーと呼ばれる独特の酸味が特徴です。浅煎りから中煎りが適しているとされます。