世界の主要なコーヒー生産地とは

コーヒーベルト

あなたが今朝飲んだコーヒーはどこから来たのでしょうか?世界の主要なコーヒー生産地は、北回帰線と南回帰線の間に位置しています。コーヒーの原産地であるアフリカから東へ、そして西へと栽培地域が広がり、「コーヒーベルト」と呼ばれています。

生産量ではブラジルが圧倒的に多い(約300万トン)ですが、実はコーヒーの生産地は世界の亜熱帯・赤道直下に広がっています。また、1980年代半ばにコーヒー栽培が再開されたベトナムは、現在第2位のコーヒー輸出国となっているのも興味深い点です。

 

アメリカ大陸のコーヒー生産地

北米では、メキシコが世界第9位のコーヒー輸出国となっています。生産は主に中南部に集中しており、特にグアテマラとの国境近くにあるチアパス州ソコヌスコの沿岸地域でよく育ちます。

 

中南米のコーヒー生産地

中南米では、グアテマラやコロンビアなどのコーヒー生産地が、コーヒーの栽培に適した起伏のある地形と豊かな火山性土壌を持っています。豆の品質と風味で有名なコロンビアのコーヒーは、ベトナムに次ぐ世界第3位の輸出量を誇っています。

しかし、世界最大のコーヒー供給国はブラジルで、南東部の州を中心に約1万平方マイルのプランテーションがあり、過去150年にわたって世界一位を維持しています。

また、ペルー、ホンジュラス、コスタリカについても触れなければ、この地図は完成しません。コスタリカの生産量はブラジルの4%にも満たないと言われていますが、中米で最も優れたコーヒーの産地として評価されています。