◇いいコーヒーには賞味期限がある
コーヒー豆はもともと種子ですのでわずかながら油分が含まれています。焙煎によって種子の油分が加熱されにじみ出ている状態ですので、空気に触れると酸化が進んでいきます。焙煎度合いや手法によってもその状況が異なるので、賞味期限はどのくらいと明言することができませんが、焙煎した日から1ヶ月程度を目安に飲み切ることをおすすめしています。焙煎後の豆の状態よりも、グラインドした後の状態は空気に触れる面積も大きくなります。いいコーヒーをいい状態で飲みたいなら、飲む直前にグラインドすることをおすすめします。
◇コーヒー豆の保存方法は?
コーヒー豆の保存は、「空気に触れさせない」ことが基本です。湿気を含みやすいので、密閉できるビンや缶に保存しましょう。また、光にも弱いので、ビンに入れた場合は冷暗所で保管するのがベターです。
コーヒー豆は、常温保存が可能ですが夏場の高温多湿になりやすい時期は冷蔵もしくは冷凍保管もおすすめです。しかし、冷蔵庫や冷凍庫から出したばかりの豆は抽出の具合が変わってしまうので、常温に戻してから使うようにしましょう。
◇買うなら少量をこまめに!
このところでは、粉コーヒーなどが安く販売されるようになりました。未開封のものでも、市販のコーヒー豆の場合、ガスの発生を抑えるために通気口がつけられています。ここから空気が入る可能性も否めません。常温保存ができますが、いいコーヒーをおいしく飲みたい場合は、少量をこまめに購入することをおすすめします。