◇焙煎の種類で味が変わる
焙煎の種類は、ライトローストからイタリアンローストまで8つの段階に分けられます。エスプレッソ用の豆はイタリアンローストと呼ばれ、深い焙煎度合いが特徴です。濃くなるほど焙煎時間が長く苦みが強くなります。なおカフェインは分解されるため少な目です。ライトローストの場合、焙煎は浅く豆色はクリーム色に近い茶色です。カフェインは多めなので目が冴えるような味わいが楽しめます。また、酸味が多いのも特徴です。
◇多く飲まれている焙煎方法は?
日本でポピュラーな焙煎方法はミディアムローストからシティローストと呼ばれるものでしょう。レギュラーコーヒー用として購入する豆の多くは中庸な入り具合が保たれています。苦みは少な目になっているので、酸味や甘みなどのバランスが楽しめるとして人気です。ブラックはもちろんのことお砂糖だけを入れて飲まれることが多いのが特徴です。
アイスコーヒーやカフェオレ、エスプレッソ用の豆はそれぞれ深煎りで、ミルクを入れても負けない味を作り出しています。濃い目に抽出できるので、水出しにも適しています。
◇飲み比べると違いが判る
浅煎りの場合、抽出されたコーヒーの色は浅く紅茶のような透明度があります。深煎りは透明度が少ない濃い色になります。もちろん味わいも異なります。酸味や苦み、味の強さに関する違いは飲み比べてみると一目瞭然です。その中で好みの焙煎具合を探していくことが大切です。