いいコーヒーは栽培方法がポイント

◇コーヒーノキとは

コーヒーノキは、アカネ科コーヒー属に分類されるエチオピア原産の木です。栽培に適した地域として平均的な気温が20℃前後、年間平均雨量は2000mm前後の熱帯・亜熱帯のエリアが挙げられています。コーヒーノキの原産地であるエチオピアやコロンビア、ブラジルやベトナムといった赤道を中心とした地域が適しているとされています。
このコーヒーの栽培に適している地域は「コーヒーベルト」と呼ばれています。

◇日本でも栽培可能

最近では、日本でもコーヒーを栽培する地域が増えており、ご当地コーヒーとしてワンストップ生産して販売している地域も増えているようです。寒い地域でも栽培方法を工夫していいコーヒーづくりができるので、自宅でも栽培してコーヒーを飲むまでの工程が楽しめるようになります。

◇日本での栽培方法

自宅で栽培するときは弱酸性の用土を使い、水はけの良い環境を整えます。鉢植えで育てると扱いやすくなるでしょう。大きく育ちますので15号程度の大きめの栽培ポットを使用してください。根本を温めるために、バーク材などを用いてマルチングを施しましょう。
栽培適温は15度から25度。直射日光が苦手なので、日陰になる場所で育てましょう。寒冷地では室内や温室での栽培がおすすめです。
多雨の地域で生育しますので水やりはたっぷりと。水切れに気づいたら都度あげましょう。施肥はこまめに少量ずつ与えると、結実しやすくなります。丁寧な管理を行うことでいいコーヒーづくりにつなげていきましょう。