サイフォンで入れるコーヒー
サイフォン式コーヒーとは、フラスコのついたサイフォン器具を用いて入れるコーヒーのことです。カフェなどで見られる入れ方のひとつですが、家庭でもサイフォンでコーヒーを楽しむこともできます。
お手軽にお湯を注げばコーヒーが飲めるドリップ式が広く親しまれてもいますが、サイフォン式はお湯を注ぐのではなく、コーヒー粉に浸してコーヒーを抽出する方法となります。
サイフォン式の手順
まず、フラスコをお湯で温めておき、計った量のお湯をフラスコ部分で沸騰させます。次に、ロートと呼ばれるフラスコ上部の部分にコーヒー粉を入れます。このとき、フラスコ上部から外して入れます。お湯はロートの方へ上がってくるので、1分半ほど時間を計りつつ、ロート内を混ぜていきます。時間がきたら火を止めましょう。
このように進めると、コーヒーがフラスコ側へ落ちて溜まっていきます。ロートを外す際には、揺らして完全に落とし切りましょう。フラスコのコーヒーをカップに注げば出来上がりです。カップは冷たいままでなく、お湯で温めておいてから注ぐと、ベストの入れ方となります。
面倒でも美味しいサイフォン式
サイフォン式でコーヒーを入れると、ろ過用の布を洗う必要が生じたり、手際よくコーヒー粉や湯を用意しなければならなかったり、時間が重要であったりなどと、面倒がかかります。しかしながら、サイフォン式で入れたコーヒーの美味しさは、ドリップ式では出せないものです。